2016.3
『3ジャンルの編成により繰り広げられる、ライヴパフォーマンス』

前作「Dr.millimètre」制作後から、「数週間を濃縮した数分間の映像ではなく、筆を置いてから離すまでの、その時その瞬間を切り取ったような作品がつくりたい」と思い立ち、即興性のある表現に興味が湧きはじめました。そのすぐそばにあったのが音楽です。
ギターは弾けません。細かく言うと、メジャーなコードや簡単なコピーなど、超初心者程度の演奏はできますが、作曲とか、出したい音が出せるような技術はありませんでした。
しかし、弾けば鳴る。叩けば響く。音を鳴らすと言う行為は即興にものすごく適しておりました。
弦に菜箸を噛ませて弾くと、良い音が鳴るんです。ぐわんぐわんって。
引っ掻くと、さながらバイオリンのように。叩くと打楽器。良い楽器ですね、ギターって。
でも、ただ音を鳴らすだけでは作品として面白くない。
ならば、即興表現をあつめてひとつの作品に仕上げようじゃないかと画策し、
”実験音楽(Sound) x 身体表現(Dance) x リアルタイム映像(VJ)”
3種混合の表現を実現させました。
動画尺は3分程度、実際は20分くらい演奏していたかな。
フル尺で見返した覚えはあまりありませんが、良い演奏でした。
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